(岐阜県・瑞浪市消防本部)
瑞浪市消防本部では、北九州市旦過地区での火災を教訓として令和5年3月5日(日)、重点防火指導対象地域に指定している大湫(おおくて)町で、自主防火体制の確立を目的とした防火訓練を実施しました。
大湫町は、消防署から遠隔地にあたり、消防隊が到着するまでの約20分の間に、地域で何ができるかを訓練テーマとして119番通報訓練、消火器や消火栓による初期消火訓練などを実施しました。
中山道の宿場町として栄えた大湫町は、古くは江戸時代から幾度も延焼火災が発生しており、江戸(元禄)時代の火災の記録を記した「古文書」については、市文化財として指定され、町内では代々火災の教訓が語り継がれています。
また、今回の訓練では、消防団、市生活安全課、市スポーツ文化課及びみずなみ防災会(市内防災団体)などの関係機関とも連携し、顔の見える関係の構築にも繋がる有意義な訓練となりました。