トンネル防災訓練で煙の流動を検証

(埼玉県・埼玉西部消防局)
埼玉西部消防局飯能日高消防署は2023年11月8日、隣接する秩父消防本部と合同でトンネル火災対応訓練を関係機関の協力のもと実施しました。
訓練は、全長2kmのトンネル内において発煙筒20本を使用し、車両火災による多量の濃煙が発生した想定で行われました。各消防本部が吸気側、排気側にそれぞれ集結し、指揮隊を中心に情報の連携を図り、消火及び救出活動に当たりました。
また、トンネル内の通報設備や排煙設備(ジェットファン3機)を稼働し、煙の流動(実証毎秒2m)や強制換気の効果を1.5キロの距離で検証した結果、分散活動となるトンネル災害では災害実態や避難状況を各機関が情報共有し、強制換気による早期の環境改善が消防活動に非常に有効であることが確認できました。