（滋賀県・大津市消防局）
大津市消防局は６月２日、多国籍かつ大勢の人が利用する事業所（びわ湖大津プリンスホテル）にて特殊災害・多数傷病者対応訓練を実施しました。
「何者かが薬品を混ぜて有毒ガスを発生させた」との想定で、事業所・消防機関それぞれの対応手順や、活動要領を確認しました。
巡回中のホテル警備担当者が異臭に気付き、施設利用者の避難誘導等を行う一方、119番通報を受けた同市消防局は、特殊災害事案として、建物内にいる要救助者の救出、除染等の活動を実施した。人に危害を加えることを明確な目的としたテロへの対策も必要になってきたことを参加者全員が再認識し、アフターコロナに備えた事業所利用者の安全・安心を第一に考える検証機会となりました。同市消防局では、様々な事業所と顔の見える関係をこれからも持ち、事業所自主防火管理体制の強化と、将来を見据えた持続可能な消防体制の構築に努めていきます。
