(滋賀県・大津市消防局)
大津市消防局は2021年11月16日と17日の2日間、「災害伝承10年プロジェクト」講演を消防職員281名がリモートで受講しました。同プロジェクトは、「災害対応能力の強化と地域住民の防災意識の向上」を目的として総務省消防庁が推進する事業で、東日本大震災の被災地で活動した人たちが自身の実体験を災害伝承語り部として講演しています。
今回の講演は、震災当時、釜石大槌地区行政事務組合消防本部の消防長であった山崎義勝氏で、津波が押し寄せるまでの30分程度という限られた時間での緊迫した活動や職員の殉職をとおしての“消防職員の心の葛藤”など、貴重な体験や教訓について学びました。同市消防局では、今後も大規模災害に対する市民の意識啓発に努めるとともに更なる人材育成を推進します。
消防法第5条の3シミュレーション訓練を実施
(福岡県・筑紫野太宰府消防組合消防本部)
筑紫野太宰府消防組合消防本部は2021年11月18日、27日、12月9日の3日間、福岡地区消防本部の査察員(66名)と合同で、消防法第5条の3措置命令シミュレーション訓練を実施しました。
訓練は、「大型商業施設における避難口前の物件除去」を想定とし、本年度は他消防本部も実施隊として参加し、知識、技術の研鑽に励むとともに実務上の課題や取組みを共有しました。今後も発展的かつ持続可能な研修会を追及し、職員の技術向上に努めます。