(鹿児島県・姶良市消防本部)
姶良市消防本部は2日間に渡り、姶良市教育委員会と協働し姶良市ジュニアリーダー14名を対象に、「継承」をテーマにした防災教育を実施しました。この教育は、様々な未曾有の大規模災害に見舞われた「平成」の時代に培った知識・経験・技術を、「令和」を担う子どもたちに継承することを目的としています。
1日目の午前中は、鹿児島生協病院の川上先生による災害概論及び討論会を実施し、その後、県立大島病院の高間先生による災害対応の原則と鹿児島における災害と題し講義・トランシーバー体験及びHUG訓練を行いました。
2日目の午前中は、「これからの避難所について」をテーマに姶良市消防職員によるワークショップ形式の講義やダンボールベッド体験などを行い、午後からは鹿児島女子短期大学の改元先生による「災害と食について」をテーマとした講義及び災害食の実食を行いました。
2日間を通して、鹿児島県で起こりうる災害について学習するとともに、災害対応の基本や避難所での活動の仕方、災害時における食についての考え方を子ども達に学んでもらいました。新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて、体験型の学習が難しく、座学を中心としたプログラムとなってしまいましたが、子ども達は最後まで熱心に取り組んでくれました。