“消防団基本法”を読み解く |
~地域防災力の充実強化のために~ |
■(衆議院議員)古屋圭司・石田真敏・務台俊介 著 |
A5判/232頁 定価(本体1,667円+税)送料209円 |
⦿消防団の生声を聞きまとめた法律= 「消防団を中核とした地域防災力の 充実強化に関する法律」のコメンタール本の決定版!! =巻頭言より=(抜粋) 住民のみなさんの安全・安心を担う中核は消防団である。全市町村に消防 団があるのは日本だけであり、消防団国際会議においても世界の国々から「日本の消防団は世界一士気が高い」との評価を得ている。消防団員が減少傾向にある中で、日本が世界に誇る人的インフラである消防団をしっかりサ ポートしていくというこの法律ができたということは、極めて意義が大きい と考えている。 |
= 主 な 目 次 = 内容の一部をご覧いただけます(PDF)。 | |
巻頭言 | 古屋 圭司 |
はじめに | 石田 真敏 |
第1章 | 法律制定をめぐる動きと成立後の動き |
第1 | 法律制定の背景と現状 |
消防団の歴史/消防団の現と課題/法律制定以前における課題解決に向けた取組/東日本大震災発生前の消防団員数の状況 | |
第2 | 法案成立までの経緯 |
法律案作成までの経緯/主な論点/国会提出から成立まで | |
第3 | 国土強靱化と消防団 |
国土強靱化基本法の成立過程/国土強靱化基本法の概要/国土強靱化基本計画と消防団の関係 | |
第4 | 法律成立後の動き |
消防団員の確保/消防団員の処遇改善/消防団の装備の充実・強化/教育・訓練の充実・標準化/総務大臣書簡の発出/津波災害時の消防団活動・安全管理マニュアルの策定/消防審議会中間答申/消防団を中核とした地域防災力充実強化大会の開催 | |
第2章 | 法律逐条解説 |
法律各条文の逐条解説 | |
第3章 | 消防団を地域で支える |
第1 | 現職公務員の兼職による消防団員の確保 |
「火災出動の負担なく活動」 北海道深川地区消防組合深川消防団/「公務員等の活動について」 和歌山県紀の川市消防団/「区職員の消防団入団を組織的に支援」 東京都品川区 | |
第2 | 地域ぐるみの消防団員確保の推進 |
「消防団員確保の取組み」 愛知県瀬戸市消防団/「まつやま だん団プロジェクト」 愛媛県松山市消防団 | |
第3 | 女性と消防団 |
「女性消防団員による多機能型車両訓練」 三重県津市消防団/「消防団活性化事業」 奈良県奈良市消防団 | |
第4 | 女性防火クラブ |
地域の大切な消火栓を保守管理」和歌山県海南市・冷水婦人防火クラブ/「新たな人材育成活動」 愛媛県東温市婦人防火クラブ/「女性防火クラブによる災害時初動体制の整備など地域防災力強化」福岡県福岡市・玄界島女性自衛消防隊防火クラブ | |
第5 | 大学生と消防団 |
「大学生による機能別消防団発足」 秋田県大館市消防団/「高崎市消防団学生分団発足」 群馬県高崎市消防団 | |
第6 | 機能別消防団員 |
救命処置指導隊」 岐阜県多治見市消防団/「大阪府下初の重機隊が発足」 大阪府富田林市消防団 | |
第7 | 少年消防クラブ |
「大地震を想定し防災訓練」 青森県十和田西高校少年消防クラブ/「離島の少年消防クラブ」 沖縄県伊平屋村少年消防クラブ | |
第8 | 地域と消防団 |
「消防フェスタ・大規模災害演習を実施」 北海道北十勝消防事務組合 鹿追消防団/「東日本大震災を教訓に」 福島県須賀川市消防団/「消防団員優遇支援事業」 山梨県南アルプス市消防団/「映画“ふるさとがえり”恵那市消防団撮影参加」/岐阜県恵那市消防団/「SKE48」を名古屋市消防団のサポーターに任命 愛知県名古屋市消防団/「幼児向け防火教室を開催」 兵庫県神戸市兵庫消防団/「子どもたち・住民の方たちと一緒に活動」 高知県黒潮町消防団 | |
第4章 | 消防団を支える法令と制度(資料編) |
第1 法律制定前 第2 法律本文 第3 施行通知等 第4 法律制定後の審議会答申・決議等 第5 装備・教育訓練 第6 公務員の兼職に関する特例 |
|
おわりに | 務台 俊介 |