KSS 近代消防新書No.8
311以降
日米は防災で協力できるか?
■吉川 圭一著  新書判/148頁  定価(本体800円+税) 送料209円
「911から311へ−日本版国土安全保障省の提言−」の出版から約2年。その後の日米双方における調査に基づいて前著の中心のテーマの一つでもあった日米防災協力に関して、311以降の進展を踏まえつつ、これからの日米防災協力と日本の危機管理体制のあるべき姿に関し新たに世に問う。ワシントンD.C.や静岡県、横田米軍基地等の危機管理センターへの取材記録や、エルドリッチ元米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長や西村康稔内閣副大臣へのインタビュー等、困難な取材成果による貴重な資料にして将来を見据えた政策提言。
主 な 目 次
序 章 米国首都を、いかに守ろうとしているか?
・ワシントンD.C.危機管理センター(HSEMA)訪問取材記
  コラム1 歴史の目撃者となる−911記念博物館訪問記
第1章 日米の防災協力は静岡県から始まった!
・岩田孝仁静岡県危機管理監代理インタビュー
  コラム2 アムトラック事故と東海道新幹線
第2章 日米防災協力に人生を賭けた男
・ロバート・D・エルドリッチ
 元米国海兵隊太平洋基地政務外交部次長インタビュー
  コラム3 世界を救うオスプレイーその後のエルドリッチ氏
第3章 日本版FEMAは必要か?
・西村康稔前防災担当副大臣インタビュー
  コラム4 東京都と米国の防災協力−横田米軍基地訪問記
終 章 東京を世界の防災中枢にするために
・311とフィリピン台風災害の救助作戦の何が違ったか?
おわりに 本書の問題意識