あ き ら め な い

−大震災から立ち上がる、門馬道場の武道教育に学ぶ−
■松下 隆一著  四六上製本/258頁/定価(本体1,800円+税)

何かをあきらめ、挫折してしまう人。
今まさに、夢に向かって頑張っている人。
踏ん張りきれないで、苦しんでいる人。
そのすべての人々に門馬師範の言葉を贈りたいと思う。

 「あきらめたらそれで終わりだ」
『その昔、みんなで遊び、笑い、泣いて、助け合い、
おっかないけどやさしい、おせっかいなオヤジの
居場所があったことを思い出した。
あの震災から五年、地域防災力の充実、
強化のためにぜひ読んで欲しい一冊だ。』

= 主 な 目 次 =
第1章 空手バカ一代
門馬師範という人/空手との出会い/師というもの/最初の師/松田聖子が何で好きか、ちゃんと語れる人間になれ/門間道場の原点/第二の入門/第二の師
第2章 始める
なぜから手なのか/つぶれた缶コーラ/名前を呼んでくれる場所/影響を与える人間になりたい/門間道場に入門するということ
第3章 鍛える
門間道場にノーという言葉はない/稽古はつらいよ/厳しい稽古が連帯を生む/四十九対五十一/率先垂範/率先垂範の上がある/俺なんかしょっちゅうあきらめてきたよ/何のためにやるのか考えたらダメ/やってみる
第4章 常在戦場
人生は何が起きるかわからない/闘うということ/俺はそんな道場を青春をかけてつくりたかったわけじゃない/黒帯には何の価値もない/五段の帯はかっこわるい/白い壁
第5章 向き合う
この子を何とかしなくちゃなんねえ/殴っちゃえ/俺の前にいるのが本当のあいつなんだ/師範、うちの子を殺す気ですか?
第6章 子供たちとともに
門間道場の子供たち/子どもが変われば親も変わる/大会で勝てるのはその子の努力、負けるのは指導者の力不足/指導者はつらいよ/指導者の資質/教育者の本懐/守破離/俺たちは「頑張っている」という道を選択している/門間道場を担う子供たち/空手は究極の異業種交流≠セ
第7章 ささえあう
この道場のために何かやりたいと思ったんです
門間道場をささえる人たち 1

門間道場をささえる人たち 2
門間道場をささえる人たち 3
門間道場をささえる人たち 4
門間道場をささえる人たち 5
門間道場は女性でまわっている
第8章 震災をめぐって
あきらめない心で地域貢献しないと/私は果報者である/日常を取り戻すことの大切さ/この程度なんだなこの人たちは/地域のために
最終章 あきらめない心