災害情報が命を救う
…現場で考えた防災…
■ＮＨＫ解説委員　山﨑　登著
四六判／240頁　定価（本体1,600円＋税）送料209円
◆幾多の災害現場取材を通して、
　現場にこだわり、現場から考えてきた
　防災対策７視点を初公開！
◆わかりやすい災害情報を追求！
　　　＝　主　な　目　次　＝
推薦のことば
はじめに
第１章 高齢者を災害から守る
　新潟県中越地震、2004年10月23日（土）
・頻発した強い余震／地震直後の被災地／将来の災害の姿／国の支援と課題／旧山古志村の取り組み／旧山古志村の高齢者対策／災害から高齢者を守る
第２章 情報を防災に活かす
　史上最多の台風上陸と集中豪雨　2004年６月から10月
・治水の考え方が変わり始めている／なぜ治水の考え方を見直すのか／2004年の水害被災地が教えたこと／残された課題　その①　わかりやすい洪水情報　その②　どう伝えるとわかりやすいか　その③　土砂災害対策の難しさ／ＮＨＫ災害報道　　ほか
第３章 想定外に備える
　歌舞伎町雑居ビル火災2001年・韓国地下鉄火災2003年
・想定内と想定外①　韓国地下鉄火災　②歌舞伎町雑居ビル火災／雑居ビル火災の教訓を生かす／ほかにも想定外の災害があった／想定外は言い訳にならない／想定外に備える／企業の社会的責任／放火えの備え
第４章 専門知識を防災に活かす
　有珠山噴火、2000年３月３１日（金）
・予知された噴火／山の特徴がわかっていた／マグマの動きを探る観測技術の進歩／地元の防災意識の高さ／科学を防災に活かす／台風情報が変わった　ほか
第５章 都市を直下地震が襲う
　阪神・淡路大震災、1995年１月17日（火）
・現場に向かう／地震火災はどうして広がったか／地震情報の整備／国の初動体制／つながらなかった防災行政無線／災害とボランティア　　ほか
第６章 地域の防災力を高める
　伊豆諸島の三宅島の噴火と避難と復興と　２０００年６月から
・住民の帰島から半年後の三宅島／火山との共生／村長選で示された島民の意思／“普段”が“いざ”に生きる
第７章 災害とともに生きる（東海地震を通して）
・プレート境界で起きる海の大地震／なぜ、東海地震は切迫していると考えられているか／東海地震への取り組み／最近の地震研究でわかったこと／時代の変化の中で／見直された強化地域／北の巨大地震　　ほか