業界NEWS 消防防災の動き 2021年12月投稿

オープンを迎える物品販売店舗と合同訓練を実施

-尾三消防本部(愛知県)-
尾三消防本部では、令和3年10月11日(月)に新たにオープンを迎える物品販売店舗において、災害発生時における初動体制の確立及び連携強化を目的に消防訓練を合同で実施いたしました。
当日は、地震発生後に火災が発生したという想定で訓練が実施され、従業員の方々による初期消火訓練、通報訓練、避難誘導訓練の後、消防隊の訓練が実施され一斉放水で訓練を締めくくりました。今後においても、合同訓練を実施していき円滑な消防活動が実施できるよう訓練を重ねていきます。

多数傷病者対応合同訓練を実施

 -丹波市消防本部(兵庫県)-
 丹波市消防本部では、令和3年10月11日(月)、交差点内で普通トラックを含む車3台による交通事故で、歩行者も多数負傷している想定で兵庫県立丹波医療センター(DMAT)、兵庫県警丹波警察署、丹波篠山市消防署救急隊との合同訓練を実施しました。
 この訓練は他機関との連携強化を図り、円滑な現場活動を目的に実施したものです。
当日は丹波市立看護専門学校3年生39名に傷病者等を演じてもらい、総勢約80名での訓練となり、訓練想定をブラインド型にすることで、実災害に近い環境が再現でき、緊張感のある訓練となりました。
 また、訓練実施後は評価者からのフィードバックや各訓練参加機関からの意見発表を行うことで次につながる実効性の高い訓練となりました。

三重県防災航空隊との合同訓練を実施

-桑名市消防本部いなべ消防署(三重県)-
 桑名市消防本部いなべ消防署では、令和3年10月14日(水)に竜ヶ岳において、三重県防災航空隊との合同訓練を実施しました。
 この訓練は、山岳救助事案における要救助者への早期接触のため、防災ヘリコプターから救助隊員3名を山頂付近に投入し、ヘリコプターに収容してヘリポートで待機する救急隊に引き継ぐまでの連携訓練を実施しました。
 今後も合同訓練を継続して実施することで防災航空隊との連携強化を図ってまいります。

関係機関と連携した特殊災害対応能力向上を目指して

 -伊丹市消防局(兵庫県)-
伊丹市消防局では3か年で特殊災害対応能力向上を目指し、令和3年10月6日(水)管内に駐屯地を構える陸上自衛隊第3師団の第3特殊武器防護隊と連携した特殊災害対応訓練を昨年に引き続き実施しました。
訓練は、屋外催し物会場において何らかの液体が撒かれた可能性があり、複数の傷病者が発生したという想定で図上訓練を行い、現場指揮本部で関係機関と活動内容の協議、情報共有や活動の流れの共通認識を図り、実動訓練を同じ想定で行うことでスムーズな活動に繋げることができました。訓練や意見交換を通じ、自衛隊にも消防側の活動内容について理解してもらうことができ、連携時に支障となる要因等を抽出できる非常に効果のある訓練となり、昨年よりさらに「顔の見える関係」が構築できました。

解体建物を使用した警防訓練

-鳥羽市消防本部(三重県)-
鳥羽市消防本部では10月4日に解体中の物販店舗を活用して警防訓練を実施しました。
この訓練は、施錠されたドア解放のほか、窓ガラスの破壊や内部検索、緊急対応要領を実施し、隊員間の連携強化・技術の向上を図りました。
今後は、発生が懸念される大地震や近年の風水害等に対応した訓練も企画し消防力の強化に努めていきたいと思っています。

創建150年。『お伊勢さま』で親しまれる横浜総鎮守伊勢山皇大神宮で延焼防止訓練

-10月15日 横浜市西消防団・加賀町消防団(神奈川県)-
横浜市西消防団と加賀町消防団は10月15日、伊勢山皇大神宮(横浜市西区宮崎町)において、延焼防止訓練を行いました。
現在、伊勢山皇大神宮の職員17名が、西消防団に在籍しており、本年3月に同神宮が消防庁消防団協力事業所に認定されてから初の大規模訓練となりました。
 訓練は「近隣で大火が発生し、飛び火が境内に移って出火した」との想定で、神社の職員が初期消火を実施、その後、上空に水を噴き上げ強力な水幕をつくる延焼防止器具5基を使い、延焼を防ぐ訓練を行いました。
使用した延焼防止器具は、横浜市消防局職員が考案したもので特許取得済みで、最大放水高はおよそ30mで、今後は全国への普及も視野に横浜市内の鉄工所と提携して製品化も検討しています。

震災対応救助訓練を実施

-小山市消防本部(栃木県)-
令和3年10月9日(土)、解体中の小山市役所旧庁舎を活用した震災対応救助訓練を実施しました。
この訓練は、地震で倒れたビル内に要救助者がいる想定で、救助隊員が実際に建物を削岩機等を使用して破壊する実践的な内容で行い、大規模地震時における救助技術の強化を図ることができました。
 今後も様々な訓練を継続して、さらなる災害対応能力の向上に努めてまいります。

消防庁舎の運用開始

 -松江市消防本部(島根県)-
松江市消防本部では、令和3年10月1日(金)から北消防署北部分署の運用を開始し、同年10月11日(月)、感染防止対策を行った上で開署式を挙行しました。
平成14年に署所再編実施計画を策定し、2署9出張所を2署4分署1出張所に再編する事業を進めてきましたが、この北部分署開署により計画が完遂しました。
今後は、地域住民の皆様の期待に応えられるよう、「消防力」及び「地域防災力」の強化に取り組んでまいります。

放置ボンベ撲滅週間ポスター作品表彰式を実施

-大阪市消防局(大阪府)-
大阪市消防局では、令和3年10月18日(月)に「放置ボンベ撲滅週間ポスター作品」の表彰式を行いました。
放置ボンベ(長期間使用されず放置された高圧ガス容器)による事故をなくすため、大阪府内の消防本部において、毎年10月23日から10月29日までを「放置ボンベ撲滅週間」と定め、府民の皆様や高圧ガスを取り扱う事業者の方々へ広報活動を実施しています。
専門学校等に広報用ポスターのデザインを募集し、多数の応募の中から大阪府内消防本部の投票により最優秀作品を選出しました。
表彰式は、専門学校の皆様が見守るなか、最優秀作品の作者である徳永菜都美様に小西消防局長より表彰状を贈呈しました。
引き続き、放置ボンベによる事故を防ぎ、「市民が安心して暮らせるまち」を目指して参ります。