業界NEWS 消防防災の動き 2021年4月投稿

大規模風水害を想定した緊急消防援助隊等のハイブリッド型受援訓練

和歌山市消防局-
 和歌山市消防局は3月11日、昨年度に引き続き、管内で同時多発的に大規模な風水害が発生したことを想定した、緊急消防援助隊等のハイブリッド型受援訓練を実施しました。
 この訓練は、実働型消防活動訓練(訓練種目5項目)と図上シミュレーション型訓練(訓練種目6項目)を連動させたハイブリッド型の訓練手法で行われ、9会場で167名の職員が参加した。また。災害時におけるWeb会議システムを活用した効果的な情報共有のあり方などの検証も行った。

AI防災支援システムで避難情報を実証実験

 神奈川県くらし安全防災局とAI防災協議会は2月26日、AI防災支援システムを活用して避難情報の実証実験を全国に先駆けて行いました。
 これは、災害発生時にAI(人工知能)が、個人の携帯電話の位置情報や自治体のハザードマップ、防災情報をもとに、近くの避難所の場所や適切な避難方法などを判断し、無料アプリLINEを通じて提供できるシステムを使い災害対応訓練を行い、実証実験をするというもの。神奈川県では、これまでは被害状況を電話で市町村に聞いて、紙の地図に落として確認していたが、このシステムを用いて直ぐに情報共有ができることになるので、被害者支援等の他の業務に人員を振り向けられる利点もあり、令和3年度中に導入を目指すと話しています。
 このAI防災支援システムは(写真)、IT企業や自治体、防災の研究機関等で組織するAI防災協議会(理事長:江口清貴(一財)情報法制研究所専務理事/令和元年6月設立)が、一人ひとりの状況にあわせた避難行動の支援を行うとともに、住民票避難に関連する自治体の意思決定を支援するために開発した防災チャットボット「SOCDA(ソクダ)」に、これまで準備を進めてきた避難支援機能を追加した全国共通の基盤として活用するためのもので、今後期待されています。

三井不動産総合技術アカデミーを公開

三井不動産株式会社は3月9日、オフィスビル管理人材の技術力を伝承・育成するための研修施設「三井不動産総合技術アカデミー」を公開しました。
 同アカデミーは、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス」駅から徒歩6分。鉄筋コンクリート造地上2階建て、延床面積4,467.89㎡。東日本 大震災を教訓に有事の際に迅速な対応ができるよう、平時から備えを徹底し、三井不動産グループでビル管理に携わる約2,000人の社員を対象に実践力を磨くことを目的とした施設です。
 施設の最大の特徴は「五感を磨きながら技術を伝承」できることで、1階には、電気研修施設(受変電設備制御研修)、防災研修室(消火設備訓練、炎・煙体験)、設備研修室(空調・衛生設備の調整・修理、シャッター等建具の調整研修)、2階には、オフィス研修室(コンセント交換研修・天井内点検、照明器具交換研修)、防災センター研修室を使い基本と応用を組み合わせた30講座を用意しています。