縦置円筒型地下貯蔵タンクに係る教養
-8月5日・8日 東京消防庁第三消防方面本部・渋谷消防署-
東京消防庁第三消防方面本部と渋谷消防署は、危険物業務の実務担当者に対する教養を行った。この教養の主眼は、地下タンク貯蔵所としては珍しい「縦置」の据え置き工事についての検査要領等。新型コロナウイルス感染拡大防止を図りながら効果的な教養とするため、8月5日にWebによる事前教養を行った上で、8月8日に現地教養を行うという構成により行った。
事前教養では、検査要領や着眼点についてだけでなく、危険物保安技術協会の業務についてが取り入れられた。その結果、現地教養では、同協会の職員やタンクメーカー等の関係者に対し積極的に質問を行う受講者が見られた。
狭小部での施工と土地の有効活用を可能とする縦置型地下タンクは、今後増加することが予測される。今回の教養は、現場力の向上に向けた有意義な教養となった。
駅前街区で解体予定建物等を活用し、中野区・陸上自衛隊・警視庁と合同訓練
-6月29日 東京消防庁中野消防署・野方消防署-
東京・中野区を管轄する東京消防庁中野消防署・野方消防署は6月29日、中野駅北口駅前の街区で、「中野区・陸上自衛隊・警視庁及び東京消防庁合同訓練」を行った。この合同訓練では、東京都が5月25日に発表した、首都直下地震に関する新たな被害想定に基づき、多摩東部を震源とする直下地震により多数の火災が発生したことを想定し、再開発地区の解体予定建物等を活用した消火・救出活動の連携訓練が行われた。東京消防庁中野消防署・野方消防署、警視庁中野警察署・野方警察署、陸上自衛隊第一普通科連隊第4中隊、日本救助犬協会、中野消防団等、総勢168名がこの訓練に参加した。本部が訓練現場に隣接している日本救助犬協会は、救助犬3頭とともに参加した。
レスキューキッズに感謝! ~日頃の応援に感謝を込めて交流イベント~
-8月3日 川崎市麻生消防署-
川崎市麻生区内に住み同区を管轄する麻生消防署を訪れ当直勤務交代や訓練を行う消防職員を応援し続けているレスキューキッズがいる。そのレスキューキッズは、怜思君(4歳)、嘉唯君(6歳)、はると君(5歳)の3名。麻生消防署は8月3日、日頃の応援に感謝を込めて、この3名のレスキューキッズと消防職員が交流するイベントを開催した。レスキューキッズ3名は、資器材着装、はしご消防隊バスケット乗車、ロープ渡過、ロープ登はんの体験訓練等を通じ、消防職員と触れ合った。
レスキューキッズ3名は麻生消防署のほかにも、川崎市内、神奈川県内外の消防署を訪問している。先般の救助隊の川崎市選考会、第47回神奈川県消防救助技術指導会、第50回消防救助技術関東地区指導会にも応援に駆けつけ、各会場でも話題になっていた(写真左下)。
写真右上は、レスキューキッズ3名と秋葉達也麻生消防署長。秋葉署長は次のように語った。
「レスキューキッズの3名は暑い日も寒い日も1年を通じて麻生消防署に来て、職員を応援してくれています。本当にありがたいことだと思います。彼らには、消防士になって人を助けたいという夢があります。川崎市消防局の仲間として一緒に働く日が実現することを祈っています。」
秋田県・山形県消防学校初任教育生交流大会 ~知識・技術・チームワークを向上~
-6月28日 山形県消防学校-
山形県消防学校は6月28日、第4回秋田県・山形県消防学校初任教育生交流大会を実施した。本大会は、両県の初任教育生がこれまでの訓練成果を発揮し合い、基礎的な知識、技術、体力、精神力及びチームワークのさらなる向上と、学生同士の交流を図ることを目的とする。毎年度、両県の消防学校を会場に隔年で交互に開催しているが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、今回は3年ぶりの開催となった。
秋田県消防学校初任教育第76期生48名と山形県消防学校第67期初任科生42名が、訓練塔6階駆け上がり、結索リレー、大綱引き等の4対抗競技種目で競い、今回は山形県消防学校が前回の雪辱を果たし優勝杯を受け取った。両県の初任教育生は、互いに励まし合い、友情を深めることができ、大変有意義な交流大会となった。