業界NEWS 消防防災の動き 2022年5月投稿

愛川町森林組合員の指導を受け、
チェンソー及び土砂災害対応資機材
(ルートカッター)の取扱い訓練を実施

神奈川県・愛川町消防本部
 令和4年3月3日(木)4日(金)、愛川町森林組合員の指導を受け、チェンソーによる倒木の切断、除去及び昨年配備したルートカッターの取扱い訓練を延べ40人が参加し実施しました。
 訓練では、愛川町森林組合員の指導及び協力を得て、林野内においてチェンソーを使用した樹木の切断方法をはじめ、チェンソーの現場におけるメンテナンス方法、トラブル対応等の指導を受けたほか、林野内の倒木を土砂災害現場で土砂に埋もれた流木と想定し、ルートカッターを用いての切断や、切断した倒木の搬送方法について実現場に近い環境での訓練を行いました。
 指導及び訓練協力をした愛川町森林組合からは「私たちが持っている技術や知識を最前線で災害活動を行う消防隊員に教えることにより、愛川町の安全、安心につなげることができたと感じています。」と話していました。

サイロ内埋没事故対応訓練を実施

大阪府・東大阪市消防局
 東大阪市消防局では、令和4年3月2日から4日までの3日間、管内の生コンクリート製造会社において、高度救助隊15名によるサイロを使用した埋没事故対応訓練を実施しました。
 訓練では、海砂の入った実際のサイロでグランドパッドや応急土留めを設定した後、手掘りによる掘削活動に加え、同社が保有している吸引車を活用した救出活動を実施。また、サイロを稼働し砂が排出される状況を確認することで、事故発生時の状況や活動中における危険性を再認識することができ有意義な訓練となりました。

救急ワークステーション運用開始

可茂消防事務組合(岐阜県)
 可茂消防事務組合では、令和4年2月21日(月)から、救急ワークステーションの運用を開始しました。
 この施設は、新設医療機関(美濃加茂市)の敷地内に併設し、隊員が24時間365日常駐する「常駐型救急ワークステーション」で県内初の施設です。
救急出動体制を維持しながら、救急救命士が新設医療機関の救急救命室(ER)での実習や、救急ワークステーション研修室で救急隊シミュレーション訓練を行い、救急医療に関する知識、技術の向上を図ります。
 実習で得た高度な知識、技術に加え、医師の救急車同乗等により、医師と顔の見える良好な関係が構築され、この地域の救急救命体制の充実強化に繋げます。

震災対応訓練を実施

茨城県・稲敷広域消防本部
 稲城広域消防本部は、令和4年2月22日(火)各所属一斉に震災対応訓練を実施し、地震発生時における職員召集を含めた各所属の初動体制確立時の課題抽出を目的として、職員には事前通知をしないブラインド方式としました。
職員は、午前10時の地震発生を合図に各所属に指揮本部を設置して情報収集及び共有体制を確立し、非番職員は召集命令により勤務地へ参集し、参集途上の情報収集要領、危険要因及び所要時間等を確認しました。
 今後も訓練と検討を重ね、更なる体制強化を図っていきます。