業界NEWS 消防防災の動き 2022年1月投稿

第25回2021JFFWあおもり拓こう未来を!つなごう想いを!

~青森でつなぐ全国の絆~ -2021年11月20日-
 全国の女性消防職員の自主的なネットワーク、JFFW(JapanFireFightingWomen’sclub)交流会が2021年11月20日、青森市にあるアピオあおもりで、「第25回2021JFFWあおもり(拓こう未来を!つなごう想いを!~青森でつなぐ全国の絆~)」が開催されました。
 各地から約90名が会場で参加し、約20名がオンラインにより参加しました。
 主催はJFFWあおもり実行委員会とJFFW事務局。司会は、弘前地区消防事務組合消防本部の三浦光氏が務められました。今回の交流会は青森地域広域事務組合消防本部の消防職員によるねぶた囃子歓迎セレモニーにより開会し、開会セレモニーでは、三沢市消防本部の滝沢智雪氏による「開会のことば」、青森県知事の三村申吾氏、青森県消防長会会長の成田智氏による祝辞、消防庁消防・救急課長の門前浩司氏(代理:永峯義典氏)による挨拶等が行われました。
 その後、消防庁消防・救急課の永峯義典氏による講演「女性消防吏員活躍推進の取組について」、防衛装備庁調達事業部総括装備調達官の近藤奈津枝氏による基調講演「可能性への挑戦~女性活躍と自分らしさの実現~」が行われました。午後からは、4テーマによる分科会が行われ、活発な議論が行われ、その後は、一般社団法人男女共同参画地域みらいねっと代表理事の小山内世喜子氏がコーディネーターを務める全体会「拓こう未来を!つなごう想いを!~青森でつなぐ全国の絆~」で、発表・講評が行われた。その後は、弘前地区消防事務組合消防本部の前田陽子氏による「閉会のことば」により閉会となりました。

いま動こう!みんなで防災フェス

-2021年11月7日 広島テレビ他-
 広島テレビ放送が主催し、復建調査設計が企画協力、西松建設などが協賛した「いま動こう!みんなで防災フェス」が2021年11月7日、広島テレビ1階及びエキキターレで開催されました。
 防災フェスは、「いつ起きるかわからない災害について正しい知識を学び、体験しながら防災を考えよう」をコンセプトに、広島テレビ野球解説者の石原慶幸さんと広島テレビ気象予報士の塚原美緒さんによる「防災トーク」、日本テレビお天気キャスター・防災士の木原実さんと日本テレビお天気キャラクター「そらジロー」による防災・天気ステージ、東広島消防局が広島大学と開発した避難体験VRの体験、浸水体験や防災ゲーム、消火器体験等の体験型イベントに加え、地震の被災地で調剤業務を行ったモバイルファーマシー(災害対策医薬品供給車両)や広島市消防局の消防車両など、災害時にも活躍する働く車も登場し、参加者は楽しみながら防災の知識を学びました。

高円寺駅北口地域で一斉立入検査

-2021年11月18日東京消防庁杉並消防署-
 東京消防庁杉並消防署は繁忙期を前にした2021年11月18日、高円寺駅北口地域の建物の階段、通路等の避難施設の適正な維持管理を確認する一斉立入検査を実施しました。
 高円寺駅周辺は、小規模な飲食、物販店が入居する建物が密集し、緊急事態宣言解除後にあっては一層の賑わいをみせています。今回検査を実施した防火対象物は123対象。高円寺駅北口にある中通商店街、純情商店街の代表者、杉並警察署、杉並消防団等、杉並の街の安全・安心を願う団体、機関が連携して立入検査を行い、地域特性や建物の現況等の情報を共有しながら、効果的かつ実効性ある検査を実施しました。
 また、杉並消防署管内でガストーチバーナーの火災が続けて発生した折でもあり、飲食店に対しては、チラシにより、ガストーチバーナー火災に係る注意も呼びかけました。

老舗菓子メーカー「湖池屋」と広報パートナーシップ協定を締結

-2021年11月2日東京消防庁志村消防署-
 東京消防庁志村消防署は2021年11月2日、老舗の菓子メーカー、湖池屋(板橋区成増)と広報パートナーシップ協定を締結しました。
 これにより、火災予防運動や防災週間等、同署が関わる行事に、湖池屋「カラムーチョ」のキャラクター”ヒーおばあちゃん”(森田トミ)が登場し、防火防災を訴えてくれることになりました。
 締結式では、地域の火災予防啓発活動の取組が紹介されたのち、手塚康長消防署長が「ヒーおばあちゃん」を一日消防署長に任命し、志村防火防災協会女性部による初期消火訓練が行われまし。手塚署長は「老舗菓子メーカーの湖池屋さんと協定を結ばせていただき大変心強く思っています。ヒーおばあちゃんと一緒に防火防災情報を発信し続けたい」と話されました。
 また、株式会社湖池屋の山口直哉総務部長は「”ヒーおばあちゃん”の口癖である「ヒー」という言葉を活用し、地元・板橋区から「ヒー」ならぬ「火(ヒ)の用心」の重要性を啓発します」と語っていました。

津波防災の日・世界津波の日

-2021年11月5日内閣府(防災担当)-
 内閣府(防災担当)は2021年11月5日、「津波防災の日」スペシャルイベントを、東日本大震災の被災地、岩手県釜石市からのオンライン配信により開催しされました。
 第1部では、東北大学災害科学国際研究所・今村文彦所長による基調講演「東日本大震災の教訓と今後の津波防災」、第2部では、「誰一人として犠牲にならない津波防災に向けて」をテーマに、岩手県釜石市、山形県酒田市、大分県津久見市、三重県四日市市等における津波防災に係る取組の紹介、意見交換が行われました。
 また、津波防災の日を中心とする10月30日から11月14日には、10府省庁、4都道府県、114市町村、民間企業・団体等28団体で地震・津波防災訓練が行われ、地震対策、津波対策に係る確認が行われた。
 詳しい内容は、「津波防災」特設サイト(https://tsunamibousai.jp/)で視聴いただけます。

防災推進国民大会ぼうさいこくたい2021

-2021年11月6日・7日防災推進国民大会2021実行委員会-
 防災の大切さや、国及び地域ごとの防災活動の現状を情報発信し、国民全体の防災意識を向上させること等を目的とした「防災推進国民大会ぼうさいこくたい2021」が2021年11月6日と7日の2日間、岩手県釜石市からのオンライン配信により開催されました。
 主催は防災推進国民大会2021実行委員会。第6回となる今回は、東日本大震災から10年の節目の年にあたることから、「~震災から10年~つながりが創る復興と防災力」のテーマのもと、震災の経験と教訓を多くの人々に伝えることにより、一人ひとりが改めて震災と向き合い、我が国全体の防災力を向上させることを目指しました。
 会場では、ハイレベル・パネルディスカッションをはじめとする、伝承・教育の未来、震災時の食と栄養、南海トラフ地震等に関する40のセッション、100の展示ブース、24の屋外展示、24のワークショップが繰り広げられました。
6日の日本消防協会主催のセッション「災害廃棄物の処理」では、災害廃棄物の早期の処理、適切な処理の重要性、そのための関係者の努力の実態、一層の改善に向けての総合的取組の必要性について、関係者が討論を行いました。
 詳しい内容は、「ぼうさいこくたい2021」特設サイト(http://bosai-kokutai.jp/)で視聴できます。

第42回九都県市合同防災訓練

-2021年11月7日横浜市-
 第42回九都県市合同防災訓練が2021年11月7日、幹事都市である横浜市西区みなとみらいの耐震バースで行われました。
 今回の訓練は「相模湾近海を震源とするマグニチュード8.1の地震が発生し、同市内では最大震度7を観測。公共交通機関の運行及びライフラインの供給が停止し、市内各所で火災の発生及び多数の負傷者が発生している」という想定のもとに実施されました。
 横浜市消防局、川崎市消防局、東京消防庁、自衛隊(陸・海・空)、神奈川県警察、海上保安庁、米海軍日本管区司令部消防隊のほか、岸田文雄内閣総理大臣はじめ関係閣僚の政府調査団、黒岩祐治神奈川県知事、山中竹春横浜市長らが参加しました。
 新型コロナウイルス感染防止対策として、一般市民の訓練参加や観覧を中止し、一部の訓練を縮小し、日程の調整等を行いました。今回の防災訓練のポスターは、ゴジラとのコラボレーションでした。

消防艇「まもり」就役式

-2021年11月12日横浜市消防局-
 横浜市消防局は2021年11月12日、鶴見消防署鶴見水上消防出張所敷地及び前海上で、消防艇「まもり」の更新にともなう就役式を挙行しました。
 更新した消防艇「まもり」は、総トン数49トン、全長24.5メートル、全幅6.0メートル。毎分3万2,000リットルを放水できる消防ポンプ(普通ポンプ車約1?台分)を備えています。
 また、石油コンビナート火災などさまざまな火災に対処するための1万5,000リットル放水砲2基、7,600リットル電動式放水銃4基ならびに陸上への大量送水を可能とする大口径送水口(150ミリ)を装備。後部甲板スペースには、穴が開いても沈まないウレタン注入小型救助艇を搭載しています。