業界NEWS 消防防災の動き 2021年7月投稿

濱口梧陵生誕200年記念「濱口梧陵学のすすめ」冊子が完成

-稲むらの火の館-
 和歌山県有田郡広川町の稲むらの火の館(館長:崎山光一氏)は5月19日、冊子~濱口梧陵生誕200年記念~「濱口梧陵学のすすめ」を完成させた。
 一昨年開催された「濱口梧陵生誕200年未来会議」設立総会の際の記念講演で、委員の曽根洋四天王寺大学教授が「濱口梧陵学」創設の提案をし、なおまた、梧陵翁の一生を解明するために、「濱口梧陵学のすすめ」という提案も行った。本冊子は、この提案を受けて、曽根教授を含め各界10名の方々の寄稿文を掲載して46ページにまとめられた。
 ご希望の方は、「稲むらの火の館」へ問い合わせてほしいとしている。
【電話】0737(64)1760

津波による浸水予想の表示板を設置

 -大阪市大正消防署-
 大阪市大正消防署はこのほど、津波による浸水予想の表示板を設置しました。
 これは、南海トラフ巨大地震が起きた際、津波による浸水予想の表示板を大正消防署をはじめ、管内の泉尾出張所と鶴町出張所にも設置し、付近の住民や通行人に、津波が到達した時の高さをイメージしてもらうためのもので、関心を呼んでいます。
 大正消防署のホームページ等で、『地震・津波の1.3.6 ! 』として、次のように呼び掛けています。
 「1分以上、大きな揺れが続く地震が発生した時は、津波が来る可能性が高いので、丈夫な建物の3階以上に避難しましょう。また津波は、繰り返しやってきますので6時間以上待機しましょう。水が引いたからといっても安心できません。災害情報を入手し、落ち着いて行動しましょう。」

消火・人命救助協力者へ感謝状を贈呈

 -埼玉東部消防組合白岡消防署-
 4月21日(水)午後6時頃、埼玉県白岡市千駄野地内の道路上において、着衣が燃えている男性に対して、同市内の調剤薬局に勤務している小柴友哉さんと小川奈菜子さんが協力して、迅速的確な消火と消防への通報を行い、この男性は一命をとりとめました。
 この勇気ある二人の行動に対し同市を管轄する埼玉東部消防組合白岡消防署の金子芳之署長から感謝状が贈られました。

スマートポンプ運用開始

-5月27日 東京消防庁-
 東京消防庁は、スマートポンプ機能を有する水槽付きポンプ自動車の運用を開始する石神井消防署(東京・練馬区)で、同車両の報道陣への披露を行いました。
 スマートポンプ機能は、リチウムイオンバッテリによる電動モータ駆動で放水することにより、CO2 排出量を削減でき、電動モータの静音性により駆動音を抑制できます。
 放水する場合は放水量に応じてエンジン駆動と電動モータ駆動が切り替わる仕様となっています。
 この車両の配置は「スマートシティ」実現に向けた取組の一環で、玉川消防署(世田谷区)、東村山消防署(東村山市)にも配置されました。

トイレカーの運用を開始

 -4月26日 東京消防庁-
 東京消防庁は神田消防署にトイレカーを配置、運用を開始しました。災害現場における長時間の活動ならびに女性消防職団員の増加を踏まえ、トイレ機能に特化した車両を配備することで後方支援体制の充実強化を図ります。
 車両中央は男性用スペース、後方は施錠可能な女性専用の更衣室兼個室となっています。男性用スペースには小便器及び手洗い器2基、並びに個室2室を設置。女性専用の更衣室兼個室には着替え台を装備して、窓は曇りガラスに加えてカーテンを設けることで、プライバシーへの配慮がなされています。

新本庁舎・消防庁舎の運用開始

 -5月17日 喜多方地方広域市町村圏組合消防本部-
 喜多方地方広域市町村圏組合は、喜多方市関柴町の国道121号沿いに完成した、新たな本庁舎・消防庁舎の運用を開始しました。
 新庁舎建設の基本方針は “安全(SAFE)”。旧庁舎では1、2階に分散していた消防本部機能を1階に集約、2階に同組合事務局が置かれました。新たに整備した訓練塔には、山岳救助の現場を再現した壁を設け、署員の救助能力向上を図ります。自家用給油所(ガソリン10kl、軽油10kl)も設置しました。また、庁舎内の一部に、地中熱を利用した空調や太陽光パネルを備え、環境にも配慮しています。

山口県消防防災航空隊と合同水難救助訓練を実施

 -岩国地区消防組合消防本部-
 岩国地区当消防組合消防本部では、管内の海水浴場において、山口県消防防災航空隊と合同で水難救助訓練を実施しました。
 この訓練は、水難事故により要救助者が発生したとの想定で、水難救助潜水隊が水中検索及びボートでの救出、また、消防防災航空隊が上空からの検索及びホイスト救出を行ったものです。
 今回の訓練を通じて、潜水及び操船に関する技術の向上を図るとともに、消防防災航空隊との連携を強化することができました。

新規採用職員が消防訓練センターにおいて訓練成果を披露!

 -“令和”の時代を担う消防士達の門出 船橋市消防局-
 船橋市消防局では、令和3年4月1日付けにて採用した消防士29人が消防局長の前で訓練成果を発表する「消防局長査閲」を、船橋市消防訓練センターにて実施しました。
 現場活動に必要な知識、技術及び体力を習得するため、1か月にわたり厳しい研修を受け、その集大成として、身につけた厳正な規律、部隊行動、そして消防技術を一丸となって披露しました。
 新規採用職員は、この研修を終え、ようやくスタートラインに立つこととなります。

消防指令管制システムリニューアル

-4月1日 長崎市消防局-
 長崎市消防局では、平成19年から運用を続けていた消防指令管制システムを更新し、令和3年4月1日から新システムの運用を開始しました。
 指令装置が4画面でのタッチパネルディスプレイ構成となったことにより、操作性の向上を図るとともに、大規模災害時には1台2画面モードに切り替えることにより、より多くの119通報に対応できる体制が確立できました。
 また、最新の情報通信技術を導入し、迅速な災害対応と効果的な部隊運用を実現するとともに、新たに、現場映像送受信装置、消防団向け地図付きメール指令装置、及びNET119緊急通報システムを整備しました。
  市民の安全・安心を守るため、この新システムを最大限に活用していきます。

十和田湖消防署新庁舎の運用開始

―4月1日 十和田地域広域事務組合消防本部(青森県)-
 十和田地域広域事務組合は、十和田湖消防署の旧庁舎(1972年建設)の老朽化に伴い、約700メートル離れた市有地に移転、新築し4月1日から運用を開始しました。
 新庁舎は指揮車1台、水槽付消防ポンプ自動車2台、高規格救急自動車1台を配備。1当直7名体制。敷地面積8,518平方メートルの中に4階建て訓練塔も建築し実災害に即した訓練が可能。女性隊員の当直勤務に対応した専用施設を設けました。

特異事案現場想定訓練を実施

-神戸市消防局(兵庫県)-
 神戸市消防局の救助隊12隊が、神戸市民防災総合センターにて「特異事案現場想定訓練」を実施しました。
 訓練は延べ6日間、パラグライダーが電線に絡まった宙づり救助、倉庫火災活動中に通信が途絶え隊員が内部に取り残されている危機的な状況でのRIT(緊急救出法)訓練など、6つの特異現場を想定して実施しました。
 いくつかの訓練は臨機応変な活動が求められるブラインド型とし、今後の災害対応力向上に繋がる訓練となりました。

特殊災害対応訓練を実施

-海老名市消防本部(神奈川)-
 海老名市消防本部は、消防署南分署において特殊災害対応訓練を実施しました。この訓練は特殊災害発生時の安全管理体制の確立及び災害対応能力の向上を図り、迅速かつ安全な活動を目的として実施しました。
 想定は原子力発電用の新燃料を積載した運搬車両とワゴン車の交通事故によりワゴン車が横転し多数の負傷者が発生、車両火災の恐れがありとの内容で、被災者の救出、救護、搬送等の実動訓練を行いました。
 また、特殊災害対応マニュアルを策定し、併せて検証を実施しました。
 

京都市北消防署新庁舎の運用を開始

-3月29日 京都市消防局-
京都市消防局は3月29日、北消防署新庁舎の運用を開始しました。新庁舎は鉄骨鉄筋コンクリート造、地上3階建て、延べ床面積3,180平方メートル。
 同消防署は昭和33年の開所から60年以上が経過。庁舎の老朽化が著しく、また、現地での建替えが難しいため令和元年度から元大宮交通公園の敷地内への移転工事を進めてきました。
 庁舎北西側には、京都市の消防署で初となる起伏のある山肌を再現した山岳救助訓練施設を設置。その他、災害現場活動に即した消防隊等の想定訓練(火災及び建物救助等)が可能な施設を併設しました。