新消防艇「うみかぜ」完成 大型消防艇「かわさき」と2艇体制で運用開始
-6月1日 川崎市消防局-
川崎市消防局は小型消防艇「うみかぜ」が完成し、6月1日から運用を開始しました。
「うみかぜ」は28年にわたり活動してきた「第6川崎丸」の更新艇として新造されました。
「うみかぜ」は令和2年5月から運用を開始した109トンの大型消防艇「かわさき」が石油コンビナート火災や船舶火災など、大容量で高所からの放水が有効な火災への出場を想定しているのに
対して、特に迅速な活動が必要な救助事案、水深が浅く狭あいな河口付近等、沿岸部における災害等への出場することを想定しています。
また「うみかぜ」は、19トン級としては最大級の毎分16,000ℓの放水能力を有し、泡原液混合装置により泡消火も対応可能なため、大型艇「かわさき」が整備のためドッグ入りしていたとしても、石油コンビナート火災などの初期対応が可能となっています。
高度救助隊H.A.R.T.【Hirosaki Advanced Rescue Team】発隊
-5月12日 弘前地区消防事務組合消防本部-
弘前地区消防事務組合消防本部(青森県)は5月12日、消防本部庁舎車庫前において、高度救助隊H.A.R.T.【Hirosaki Advanced Rescue Team】の発隊式を実施しました。同隊の発足は、青森地域広域事務組合、八戸地域広域市町村圏事務組合に継いで3番目となります。
発隊式では、長尾幸喜消防長が津軽地方の象徴である岩木山と桜をイメージしたエンブレムを隊員一人ひとりに授与しました。瀧本彰則隊長は「人命救助という崇高な使命に対し、常に冷静、堅実、謙虚であるとともに、決して妥協しない、諦めない、必ず救って帰るという不屈の精神と高い志を持って任務にあたり、要救助者には愛を持って接し、安全・確実・迅速に任務を遂行する救助隊として、地域住民の期待と信頼に応えるために、救助技術と知識の向上に努め、「災害に強い、安全で安心してくらせるまちの実現」に向け邁進します。」と決意表明しました。その後、地震災害を想定し、倒壊した建物に閉じ込められた要救助者を、画像探索機などを使って救助する訓練を行いました。
成田国際空港CBRNE合同訓練
-成田市消防本部-
成田市消防本部では、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催を見据え、開催期間中にテロの標的となりうる成田国際空港を実際に使用し、関係機関と合同訓練を実施しました。
「旅客ターミナルビル内で原因不明の爆発事案が発生し、多数の傷病者が発生している」という通報内容に基づき、CBRNE災害が発生した際、警察・消防・空港内関係機関が連携し、旅客等の避難誘導、簡易検知、救出救助等、実践的な訓練を行いました。