高校生を対象とした甲種防火管理新規講習を開催

(岐阜県・多治見市消防本部)
多治見市消防本部では、令和7年7月22日(火)、24日(木)、25日(金)の3日間で、岐阜県立多治見工業高等学校の生徒を対象とした甲種防火管理新規講習を「出前講座」の形で開催しました。
講師には経験、知識が豊富な「OB職員である会計年度職員」が行い、若い高校生たちに伝えました。過去独自講習開催してきたことによる「経験(自前資料)」と県立高校生に貸与されているモバイル端末において「ペーパーレス」で講習を実施することが出来ました。
開催の経緯は、多治見市内において、防火管理者の選任義務があるにも関わらず選任されていない防火対象物。増改築、用途変更により新たに消防用設備等が必要となるが設置されていない防火対象物が散見され、是正指導を行っている現状があります。
法律上関係者に履行義務があるものの、消防法令に対する理解が十分でないことが、違反対象物が発生する原因の一つと考え、現状に先手を打ち、地元企業に就職する可能性の高い岐阜県立多治見工業高等学校の生徒に対して「未来への防火投資」として甲種防火管理新規講習を開催しました。
直接的成果は、受講者の高校生が管理監督的な立場になる少し先の未来ではありますが、違反が発生しない。発生しにくい街の構築のため、出来ることを継続して実施していきます。