大規模倉庫に対する使用検査を実施

(東京消防庁・福生消防署)
 6月4日、7日、10日の3日間にわたり、耐火造4階建て延面積約16万㎡の倉庫、「ロジポート多摩瑞穂」の竣工に伴い、使用検査を実施しました。
 使用検査は、各種消防用設備の検査、感知器の発報と連動して防火区画を形成する防火設備の作動試験や、屋内消火栓設備、屋外消火栓設備、泡消火設備、連結送水管の放水・放出試験を実施したほか、交替制職員とともに消防用水の位置や水圧開放シャッターの開放操作要領を確認しました。検査に参加した交替制職員からは「車路と倉庫を区画する幅10mのシャッター36枚が一斉に閉鎖する様子を見て、現着時の状況をイメージできました」「水圧開放シャッターを作動させるのに必要な放水の要領を具体的に確認できました」等の感想が寄せられました。
 本対象物は、大規模倉庫における消防活動支援対策基準に基づく指導対象であり、防災センター、非常用エレベーター、消防活動拠点としてのバルコニー等が設置されていることから、方面内予防事務集合教養及び警防視察が実施されます。