近畿初「電動ストレッチャー積載」高規格救急車の導入

(和歌山県・湯浅広川消防組合消防本部)
湯浅広川消防組合消防本部は、近畿圏域の消防本部初となる電動ストレッチャーを搭載した高規格救急車を導入しました。
従来の手動によるストレッチャーに比べ、電動ストレッチャーは、電動油圧システムによりボタン操作でストレッチャーを上下できるため、救急隊員の身体的負荷が大幅に減少します。それに伴い、男性隊員だけでなく、女性救急隊員の更なる活躍を期待できます。
また、車両は、C-CABINの高規格救急車で和歌山県初の導入となります。C-CABINは、「広い、揺れない、使いやすい」を特徴としており、後部の座席に跳ね上げ式シートを採用することで車内の活動幅が拡張され、車両の衝撃を緩和するためのショックアブソーバーやスタビライザーを装着し、患者室の揺れを軽減させています。また、後部乗降口は階段式になっている等、随所にお年寄りや子様にも優しい設計となっております。
さらに、救急車専用ブラインド型表示機を車両の後方に設置し、高輝度のLED表示機で、「この先 事故発生中」や「救急 活動中」等の文字が表示されることにより、周囲に救急隊の様々な活動状況を発信でき、今後、この救急車を活用することにより、隊員の怪我やストレッチャーの落下事故等の防止に役立てることができると考えます。