(三重県・志摩市消防本部)
志摩市消防本部では、近年火災件数が減少している現状、また、昨今の火災防ぎょ活動中の殉職事案発生を踏まえ、一般住宅建物火災における先着小隊活動の更なる向上を目的に計画し、①早い1線放水、②器具愛護、③要救助者ファーストを訓練の基本目標に掲げ、12月13日(火)、16日(金)の2日間、6所属から小隊14チーム、120名が集まり警防技術発表会を実施しました。
訓練内容は、各小隊が火災シナリオに対して、実災害に応じたホース延長や検索救助等の救助技術を自所属で検証した方法や資器材で訓練を行い発表することで、小隊の役割を再認識するとともに、新たな警防に関する気付きや研究心を得て、更なる効果的な部隊活動が展開されることをねらいとしています。
どの小隊も実火災さながらに緊迫した雰囲気の中、大きな声を出し、連携して早い放水を行い、そして要救助者に寄り添った救出を展開し、活発な訓練を繰り広げていました。
この訓練を通じて火災対応技術のレベルアップが図れましたので、実災害に役立てて、より一層住民サービスに努めてまいります。