名古屋市消防局では、危惧されている南海トラフ地震の発生を見据えて、本市消防力の強化に取り組むなか、特に常備・非常備消防の連携強化として、消防隊と消防団の連携活動を見据えた訓練を推進しており、その進ちょく状況を確認するため、さる10月30日に市消防学校において「震災連携訓練発表会」を開催した。
市内16区の所轄消防署の消防隊と消防団が参加したこの発表会では、大規模震災発生最中の建物火災を想定し、消防隊と消防団それぞれが持ち合わせる資器材を活用し、延焼防止にあたる一連の活動を順次実施した。
当局では、市内で同時多発的に火災が発生した場合に常備・非常備が一体となった消防力を最大限に発揮することが出来るよう、“名前で呼び合える関係”=連携をキーワードに今後もこうした取り組みを推進する。