愛知県防災航空隊との山林事故救助連携訓練を実施

(愛知県・豊橋市消防本部)
 豊橋市消防本部は、愛知県と静岡県の県境に位置する大知波峠廃寺跡において、愛知県防災航空隊と山林事故救助連携訓練を実施しました。
この訓練は、「1人で登山中に怪我をして動けなくなった。」との通報により、事故形態等その他詳細不明であるとの想定で開始し、要救助者発見時に滑落していることが判明、入山した救助隊の携行資器材では救出困難と判断し、愛知県防災航空隊に同市の救助資器材搬送及び救助隊員の投入、要救助者の搬送を依頼するという内容で実施しました。また、場外離着陸場での離着陸に伴うヘリコプターの誘導も行いました。
 同市の過去の災害活動では、資器材搬送及び隊員投入を航空隊に依頼した事案はありませんが、支援活動を依頼することで救出時間の短縮が期待されます。今後、この訓練で実施した経験が活動方針を決める選択肢の1つとなることと思います。新たな試みでしたが、同市として得た経験は非常に大きく、有意義な訓練となりました。