起震車、VR体験直後に、家具転模型で振り返り訓練

(東京消防庁・深川消防署)
東京消防庁深川消防署は毎月、起震車及びVR防災体験車の防災出向き型訓練後、チラシ等を配布し家具転対策の啓蒙を図っていましたが、より効果をあげる方法を係員で検討し、ついに、「家具転振り返り訓練」を実現することができました。
この取組は、地震の恐怖を体験した直後、家具転対策ミニチュア模型を活用し、自らの住居を想像し、どんな対策が必要であるかを振り返っていただくことを目的としています。
参加者からは、「VRで見た恐ろしい大震災時光景直後に、消防職員の方に問いかけられ、はっ、とさせられました。とても良くできたミニチュアを見て振り返る時間もあり、帰ってすぐに家具を固定します。」との声が寄せられました。この他にも、家具の配置、デザイン性等による対策の相談が寄せられています。こうした取組に多くの都民の生の声を聞く事ができ、地域の防災行動力向上に繋がっていることを実感しています。