水中ドローンを使った水難救助の検証訓練

会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部(福島県)

 会津若松地方広域市町村圏整備組合消防本部は6月15日、会津若松市の会津水泳場で、水中ドローンを使った水難救助の検証訓練(以下、「訓練」という。)を行った。訓練は、ドライスーツを着用した冬期間対応の潜水訓練に併せて、潜水隊の活動基準を超えた環境下での救助ロボット性能も兼ね備えた水中ドローンの有効性の確認及び検証を目的としたものである。
 ①水中ドローンの操作性及び視認性の確認、②水面または陸上のコントローラーから延びるコードの耐荷重の確認、③ロボットアームの操作性の確認及び検証を行い、要救助者と見立てたウエイトを担架に乗せ、担架に縛着した救助ロープをアームで掴ませた。
 訓練の結果、水中ドローンは潜水隊活動前の活動環境確認及び潜水隊の活動基準を超えた環境下での使用において、有効であることが判った。なお、飛び込み用プールでの訓練であったため、湖や流水といった自然環境下における訓練での検証が必要と感じた。