重機搬送車両「神消34」運用開始

(兵庫県・神戸市消防局)

 神戸市消防局は4月1日、消防用重機搬送車両「神消34」の運用を開始しました。
近年、多発している地震災害や土砂災害等の大規模自然災害への対応力強化のため導入しました。
消防用重機は小型で機動性が高い3トン級ミニショベルをベースとし、「バケット」「グラスパー」「ブレーカ」という3種のアタッチメントを交換することで多様な作業が可能。また、クレーン機能や放水機能も備え、危険な状況ではラジコンによる遠隔操作も可能である。搬送車は「セルフローダー」と呼ばれるトラックをベースとして、狭隘道路や住宅密集地でも活動できるようコンパクトなサイズとした。運用する特別高度救助隊(スーパーイーグル神戸)では自然災害だけではなく、一般家屋の建物火災や工場火災などでも積極的に重機を活用できるよう、日々習熟訓練を行っています。