水防訓練及び災害対策本部設置運営訓練

豊橋市(愛知県)ほか

 豊橋市は、5月22日、新型コロナウイルス感染症を警戒する中、台風などの風水害を想定した水防訓練及び災害対策本部設置運営訓練を豊橋市役所の災害対策本部室と豊川右岸にて実施しました。
 感染リスクが高まる「三密」状態になりがちな災害対策本部の運営や、現場との効率的な情報共有を課題とし、ほとんど経験したことがない「複合災害」を想定し、対応策を一つずつ確かめ合いました。
 災害対応の中枢を担う対策本部室は、幹部から防災担当の職員まで40人ほどが“缶詰状態”となり、感染流行期にはクラスター(集団感染)が起こりかねない。ゆえに、訓練では出席者を半分以下の15人に制限し、検温やフェイスシールド等防護対策をして入室。残りのメンバーはビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を利用して参加した。
 今回は、別会場で実施した水防訓練の様子もドローンとズームを組み合わせることで、リアルタイムで対策本部に届けられた。豊川に落ちて流された水難者を、豊川市消防本部に配備された水陸両用車などを活用し、救出する様子が対策本部のスクリーンに映し出された。
 訓練には、豊川市、国土交通省中部地方整備局、陸上自衛隊、愛知県警察、豊川市消防本部が参加しました。