(兵庫県消防学校)
兵庫県消防学校では、特別教育「通信指令科」を実施されました。
市民と消防のつなぎ手として重要な役割を担う通信指令員を対象に、全国的にも早い段階で取り組んできた通信指令員研修を、5年目となる今年度から特別教育として位置づけ、期間も5日間に延長し、内容を拡大さされました。
「通信指令員教育」「接遇」「通信指令システムの基礎知識」、「心理学」、「法令との関係」等の座学を充実させた他に、実科訓練として2日間に渡り模擬指令台を用いた「119通報シミュレーション訓練」を実施されました。
県下各消防本部から集まった29名の教育生が、各々が作成した想定を用い、指令員役と通報者役に分かれて実施するもので、通報状況をリアルに再現し、災害点特定、口頭指導、情報収集等の技術、ノウハウをお互いに確認し合い、非常に効果的な訓練となりました。
兵庫県消防学校では、今後カリキュラム、訓練内容をさらに充実させ、県内の通信指令員のレベルアップに貢献していくとのこと。