(行田市消防本部・埼玉県)
行田市消防本部は1月26日、第66回文化財防火デーに合わせ、指定文化財を所蔵する大雄山正覚寺(慶長8年(1603)に建立)において消防訓練を実施しました。
訓練は、出火を寺院関係者が発見したところから開始され、119番通報、応援に駆け付けた近隣住民による消火器および水バケツリレーによる初期消火、文化財保護のための持ち出しと本番さながらの緊張感のある展開となりました。
その後、現場到着した消防署及び消防団による消火活動が行われ、延焼防止のため水幕ホースから勢いよく「水のカーテン」が噴き上がった際は、見学者から歓声が沸き上がり、参加した住民からは、「今回の訓練を通し、文化財を火災などから守り、後世に伝承する大切さがわかった。」との声が寄せられました。