(筑紫野太宰府消防組合消防本部・福岡県)
筑紫野太宰府消防組合は令和元年11月19日と20日及び26日の3日間に渡り、消防署査察員を対象とした消防法第5条の3「物件の除去命令」を想定したシミュレーション訓練を実施しました。
平成30年度から実施しているこの訓練は、年末防火査察前のこの時期に「査察研究会」として実施しており、別日に座学を実施した上で、当日は庁舎内に特定一階段等防火対象物における階段室内の物件の除去と大型商業施設における避難口前の物件の除去の2想定を設定して行いました。
訓練は、3日間で全6班が行い、査察員相互に課題を確認するとともに、全国違反是正支援アドバイザー本部実務研修にて学んだ消防吏員による、姿勢、査察技術を参加職員にフィードバックする良い機会となりました。
また、今回、近隣の消防本部に訓練聴講を呼びかけたところ、3日間で69名が参加し、情報共有の場とするとともに筑太宰府消防の課題を客観的な視点で明確にする貴重な研究会となりました。