消防団の源流をたどる |
―21世紀の消防団の在り方― |
■後藤 一蔵著(日本社会学会会員) 四六判 220頁 定価(本体2,381円+税)送料209円 |
むらは むら人が自らが守り抜いてきた!
21世紀は‥‥が守る!「永遠なり、むらの心」
= 主 な 目 次 = |
はじめに ・災害は確実にやって来る |
第1章 むら防火の願い ・語り継がれる「言い伝え」 |
第2章 むら消防組の原点 ・若者契約における消防機能 ・若者契約は消防組へ ほか |
第3章 消防に対する国家統制 ・消防組織に目を向ける明治政府 ・消防組に求められる犠牲的精神 ・新たに創設される私立消防組 ほか |
第4章 消防組頭はむらの有力者 ・「龍吐水」から「腕用ポンプ」へ ・少ない行政消防予算と消防基金の造成 ・地方改良運動の展開と存続問題に当面する消防組 ほか |
第5章 消防組は警防活動中心 ・ 常備消防設置と廻番強化 ・ガソリンポンプ導入と鉄骨火の見櫓建設 ・陸軍演習の補助と在郷軍人の消防組員増加 ほか |
第6章 消防組は国家消防へ ・国民防火思想の高揚と活発化する防火宣伝活動 ・消防信条策定と戦争の足音 ・少年消防隊、婦人消防後援会の結成 ・公立消防組の組織完了 ・消防団令の公布 ほか |
おわりにあたって −新たな消防団組織を展望する− ・消防団の存在基盤は「むら」 ・新たな消防団組織への模索 ・新しい時代の消防団の在り方へ提言 |