日本はテロを阻止できるか? 3
サイコ型テロへの処方箋
吉川 圭一 著 新書判/140頁 定価(本体900円+税)送料209円
テロとは国際テロ組織によるものだけを意味するのか? 例えば相模原市や座間市で起きた大量殺傷事件等もインターネットの発達等を背景にした現在社会の病理の表れであり、テロと同じ側面を持つ現象として考えるべきではないか? そのような見地に立つ時、新しい事前防止策が見えて来るのではないか? 警察、通信事業者、精神病理学専門家等の意見を踏まえ、プライバシーや人権問題との相克に悩みつつ、“テロ問題”に関する新しい処方箋を提案する。
=主な目次=
はじめに
第1章 インターネットでサイコ型テロの芽を摘めるか?
資料1 座間市の事件の再発防止に向けた関係団体を「つなぐ場」
第2章 日本警察の現状における介入能力の本質と限界
資料2 インターネット・オシントセンター
第3章 個人情報保護法の役割
資料3 足立区の「インターネット・ゲートキーパー事業」
第4章 日本における非同意入院制度の現状と今後
資料4 名作映画『サイコ』シリーズと米国の非同意入院制度
第5章 日本における犯罪防止NPO法人の活動とその未来
特別資料 イスラム過激派オンライン勧誘活動阻止の現状
提 言 サイコ型テロへの処方箋
おわりに