KSS 近代消防新書No.9
次の大震災に備えるために
アメリカ海兵隊の「トモダチ作戦」経験者たちが
提言する軍民協力の新しいあり方
■ロバート・D・エルドリッヂ 編 新書判/148頁  定価(本体900円+税) 送料108円
 本書では、官僚主義を介さず地方自治体や真っ先に災害に対応する人々、地域や市民の指導者、そして災害の影響を受ける人々やそれに備える人々に対して、日米の災害協力体制のあり方を提案しています。またトモダチ作戦の最前線で活躍された方々の多くの提言も含まれています。次の大震災で再び日本人を救うのは、今本書を手に取っているあなたかもしれません。そしてその時、おそらく救援に駆けつけてくれる米国側の人々、特に米国海兵隊あるいは米軍全体とどのように連携を取れば良いのか、本書がより良い理解の助けとなることを願っています。

           ロバート・D・エルドリッヂ
主 な 目 次
序 章 なぜ大震災に備える必要があるのか
ロバード・Dエルドリッヂ
第1章 調整側から見た見解
グラント・F・ニューシャム元米国海兵隊大佐
第2章 運用部隊側の見解(マクマニス元大佐インタビュー)
聞き手 ロバート・D・エルドリッヂ
第3章 防災協力と軍民関係
ロバート・D・エルドリッヂ
終 章 提言の要約
ロバート・D・エルドリッヂ
付 録 日本における大規模災害救援活動と
在日米軍の役割について提言
ロバート・D・エルドリッヂ
アルフレド・J・ウッドフィン米国海兵隊少佐
終 章 世界に尊敬された君塚大将を悼む─米国の旧友として
ロバート・D・エルドリッヂ
あとがき

 私は東日本大震災当時、自衛隊仙台駐屯地にて編成され た災統合任務部隊(東北方面総監指揮)の指揮下に配属さ れた米国海兵隊第3海兵遠征旅団(後に在日米軍)の前方 司令部隊における政治顧問として「トモダチ作戦」に深く 関わることができました。元々学者であった私は、大阪大 学大学院国際公共政策研究科の准教授として勤務していま したが、2009年9月にその職を離れ、沖縄に司令部を構える在日米国海兵隊基地外交政策部G −5の次長という職に就任しました。そしてその立場 から、東北地域を襲ったあの痛ましく恐ろしい2011年3月 11 日の大震災に直面し、その職 務を全うしたのです。  東日本大震災に伴う米軍の大規模な災害救援活動として知られるトモダチ作戦の丁度5年 前、私は日本国内の大規模災害への対処における在日米軍活用の必要性を論じた数多くの提言 を含む研究を既にまとめていました。「日本における大規模災害救援活動と在日米軍の役割に ついての提言」と題されたその研究は、大阪大学で私が主催したある国際会議を受けてまとめ られたものでした。
                                        序章より