市民防災の考え方

愛する人を悲しませないために

松井 一洋 著
四六判/ 定価1,400円(1,273円+税)送料209円









阪神・淡路大震災をはじめとする災害経験をもとに本書では、防災について、これまでと同じ発想で地域防災活動や市民啓発を継続していくことが、「二度と被災の悲しみや悔しさを繰り返さない」ためのベストの方策なのか、それとも、オルターナティブ(既存のものに取ってかわる新しいもの)な道や方法はありうるのかについて、災害現場からの目線で再考した1冊。




まえがき
■基本用語

第一章 現在の防災事情
序論
国民の災害観
災害法制
★コラム 地震発生確率30年以内とは

第二章 災害情報
情報社会と災害情報
防災コミュニケーション
気象情報と避難情報
★コラム アウラ Aura
資料 情報ツールとコミュニケーションの変遷

第三章 防災4.0の時代
「新たなステージ」と防災4.0
避難行動要支援者の個別避難計画
避難の諸課題
★コラム 共感と同情

第四章 事業継続計画
BCP(Business Continuity Plan)への道のり
BCMとBCP
企業の地域協力
資料 BCPシミュレーション〜「まさか!こんなことが起きるとは……」

大地震発生!そのとき企業は
第五章 地域コミュニティと防災
共生の論理
自主防災会と防災士・地域防災リーダー
地域防災プラットフォーム
★コラム 多文化共生と災害

第六章 防災の未来社会
防災体制の再構築
未来への伝言
防災基本デザイン
★コラム 世界の災害から
防災四季の手帖から~贈る言葉
・めぐりきた春に
・愛の季節
・「雨にも負けず」のころ
・「風立ちぬ」
・「冬来たりなば」
・宇宙のこと
・テールライト
・そのときのために
・出発の時

あとがき
索 引(巻末からご覧ください。)