◆最も近い国、朝鮮半島の「韓国」と「北朝鮮」をあなたは、どれ程知っていますか!
 近くて遠い国を
   近くて親しい国に
■樋口 次之著  四六判/311頁 定価(本体1,600円+税)送料209円

 著者は、戦前朝鮮総督府に赴任し植民地時代の約2年間を経験、終戦混乱の朝鮮半島を、鮮満国境から釜山まで38度線の米ソ両軍が対峙し、警戒するなか1,200キロを2ヶ月半の逃亡1人旅を続け帰国。
 戦後は、そ韓国へ10余回の訪問、北朝鮮には平成に入り3回延べ16日間で2,812キロ走破するなど、南北を広く知る立場から執筆されたもので、朝鮮半島を理解する上で格好の書である。

   主 な 目 次
   前   編
@ あまりにも日本人は、お隣りの国のことについて無関心、無知だ
A 一九八八年のオリンピックは、最初からソウルに譲るべきだった
B 大阪オリンピックは、なぜ北京に破れたのか
C 是非次は、韓国平昌ペョンチャンにおける二○一四年冬季オリンピックを支持しよう
D 日本の主食はコメだが、その食糧事情は
E 北朝鮮の食糧危機は、なぜいつまでも続くのか
F 北朝鮮で連年災害があったのは、事実だが
G 北朝鮮の食糧不足は、自然災害ばかりではなさそうだ
H 平壌の不可解な地下鉄と、奇異なその駅名
I 「一酒は百茶に勝る」の手紙と共に、北朝鮮の松茸が私の家に届いた
J トルコ大地震に際し、敵対国ギリシャが素早く援助の手
   後   篇
@ 朝鮮半島と私
A 日本・大韓民国・朝鮮民主主義人民共和国の国旗と国歌
B 南北両国の一大事は、対岸の火事ではなかった
C 昭和四八年秋の板門店までの六キロは、戦場のようであった
D 北朝鮮の首都 平壌の空港と暗い街
E この国の食糧自給力は、大丈夫だろうか
F 朝が鮮(あざ)やかな国だから、朝鮮と名付けたのだ
G 半島を横断するバリケードや障壁が撤去されるのは、いつの日か
H 南北首脳が、両手で固い握手
I 北朝鮮の郵便切手は、一○年も前から接着度が悪く改良されない
J 一ヶ月の間に、韓国と北朝鮮両国を訪問
K 平壌のホテルで両替した金が、北朝鮮で使えず、日本円に戻すことが出来ない
L 手紙のやり取りさえも自由にならない、南北事情
M 昔平和な時代に、朝鮮通信使が一二回も来日
あとがき