消くんと防くんの危機管理アレコレ

大庭 誠司 著  A5判/160頁
 定価2,200円(本体2,000円+税)送料209円


消くんと防くんの危機管理アレコレ




●現代社会における地震・津波等の自然災害、感染症、サイバー攻撃など、多岐にわたる危機は、私たちの日常生活や社会経済活動に深刻な影響を与える可能性があり、日ごろから適切な危機管理が不可欠です。本書では 身近な災害・危機の事例から最新の危機管理まで、幅広いテーマを分かりやすく解説しています。



目 次
はじめに

第一章 災害に立ち向かう
1「 逃げなければいけないときには、逃げろ。」

2 富士山噴火?
1 富士山噴火?
2 まず逃げること⇒避難対策
3 降灰対策~火山灰が東京まで飛んでくる?

3「 油流出事故にどう立ち向かう?」
1 モーリシャスでの油濁事故
2 過去に日本近海で起きた船舶による油濁事故、防除措置
3 油濁事故への対応

4「 倉庫火災に備える」
1 大阪市倉庫火災
2 埼玉県三芳町倉庫火災
3 大規模倉庫火災の原因と事業所の初動
4 防火シャッターの課題
5 消防の活動
6 今後の課題と対策

5「 殉職事故ゼロを目指して!」
1 過去の殉職事故
2 令和の殉職事故
3 消防学校
4 倉庫火災

 

第二章 災害にどう備えるか?
1 災害のときに誰が応援してくれる?
1 応援の全体像
2 国が主導する応援・支援の枠組み
3 受援のために

2「 海の警察?海の消防?」
1 尖閣諸島はどこ?
2 4つの海
3 尖閣諸島での動き

3「 空の守り」

4「 DMAT、DPAT、DHEAT???」
1 医療にかかわる支援部隊の全体像
2 DMAT
3 DPAT
4 日本赤十字社医療救護班等
5 その他の支援・マネジメントのチーム

5「 頼りになるTEC-FORCE」
1 豪雨災害に備える
2 テックフォース創設の経緯
3 テックフォースの概要
4 テックフォースの活動実績

6「 災害時に貢献するヘリコプター」
1 国内にある災害関連ヘリコプターの総数
2 災害時のヘリコプターの総合調整
3 報道ヘリコプター
4 ドローン

 

第三章 新たな課題への対応
1「 EV車の火災に備える!」
1 アメリカでテスラEV 車が燃える!
2 EV車の火災の原因は?
3 NTSB報告書の提言は?
4 日本では?

2「 水没した EV車が燃える?」
1 ハリケーン・イアンの被害
2 悪徳事業者が水没車を販売?
3 ハリケーン・イアンで車が燃えた?
4 火災はEV車の水没が原因?

3「 ドクターヘリ」
1 ドクターヘリの現状
2 ドクターヘリの出動
3 新たな試み

4「 病院船とは?」
1 世界の病院船
2 過去の災害時における活用事例
3 これまでの病院船の検討経緯・課題

5「 安否不明者の氏名は公表する?しない?」
1 熱海の水害と安否不明者の捜索
2 これまでの災害時における安否不明者等の氏名等の公表の例
3 個人情報保護法の大改正
4 安否不明者の氏名等の公表の取扱い
5 各地方公共団体における準備

 

おわりに
参考資料
索  引

 

登場人物紹介

消くん:長年、官邸地下の危機管理センターに生息。国家の危機管理や消防行政に
携わる。得意技はカオスのときもテンパらず普通に仕事ができること。

防くん:防災や消防に興味津々。学ぶなら聞くがモットー。家族愛、郷土愛と人類愛
にあふれ、減災をめざし、イザに備え、日々勉強中。